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革新的なビッグケースがユースの心をつかんだ

GM-110は、GM-6900同じようにビッグサイズのケースを持つモデルで、2010年に新世代のアナログG-SHOCKとして登場したGA-110のメタルカバード版である。

 GA-110は、ビッグケースとサブカルチャーのMIXをテーマとしたG-SHOCKで、当時はデジタルが主流だったユースモデルに新感覚を持ち込んだ。これが功を奏し、誕生から10年でG-SHOCKにおける世界販売本数No.1の実績を生むこととなる。そんなGA-110の登場10周年の節目である、2020年8月にメタルカバードモデルGM-110(2万6400円・税込)が登場。全体に複雑なデザインを採用した印象だが、正面から見ると真円なのが新鮮だ。複雑な造形の鍛造ベゼルは、GM-6900と同じく約20工程の鍛造と切削・研磨を経て、凹凸の多い表面形状から、組み立て精度を左右する裏面形状まで精緻に成形されている。

 このGM-110は、最近カシオの色表現として定番化しているレインボーIPが用いられた初期のモデルであり、既存の枠組にとらわれないデザインコードを採用する傾向が強い。最近では、男子バスケットボールNBAプレイヤーである八村 塁選手のシグネチャーモデルも本機がベースとされた。G-SHOCKの新時代を感じさせるセレクトである。

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